情シスの教科書

マイナポータル編・第1回

マイナポータルとぴったりサービス

この動画は、順次公開します

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ひとことで言うと

マイナポータルは、国が運営する、住民のための入り口です。その中にある、ぴったりサービスは、自治体の手続きを、探して申請できるようにした機能です。住民が使う画面は国のもの、手続きの中身は自治体のもの、と覚えてください。

異動してきたら、最初に確かめること

チェックは、このスマートフォンのブラウザに保存されます。

解説(テキスト版)

はじめに

情シスには、こんな相談が届きます。子育ての手続きを、マイナポータルから申請できるようにしたい。ぴったりサービスに、うちの手続きを載せてほしい。

住民から、マイナポータルで申請したのに、役所から何も連絡が来ない、という問い合わせがあった。担当課が、情シスに聞いてきます。

今日は、マイナポータルとぴったりサービスが、何で、どこまでが役所の仕事なのかをお話しします。

一言で言うと

先に、一言でまとめておきます。マイナポータルは、国が運営する、住民のための入り口です。

その中にある、ぴったりサービスは、自治体の手続きを、探して申請できるようにした機能です。住民が使う画面は国のもの、手続きの中身は自治体のもの、と覚えてください。

地図のどこか

全体地図でいうと、今日の主役は、地図の外側、インターネットの先にいます。住民が使うスマートフォンと、国のマイナポータルです。

ここから申請データが、庁内に届きます。庁内の受け口は、次回以降にお話しします。今日は、まず入り口の側を見ていきます。

マイナポータル

マイナポータルは、デジタル庁が運営する、行政手続きのオンラインサービスです。マイナンバーカードを使ってログインします。

住民は、自分の情報を確かめたり、手続きを申請したり、お知らせを受け取ったりできます。

大事なのは、運営しているのが国で、自治体の情シスが作ったり、止めたりするものではない、という点です。

ぴったりサービス

ぴったりサービスは、マイナポータルの中にある、手続きを探して申請するための機能です。名前のとおり、住民の状況にぴったりの手続きを、見つけやすくしています。

始まりは、2017年7月の手続きの検索と、子育てのワンストップサービスです。同じ年の10月から、検索した手続きの、オンライン申請もできるようになりました。

その後、2019年に、介護と被災者支援のワンストップサービスが加わりました。今は、さまざまな手続きが、対象になっています。

役所が自分でやること

では、役所の側は何をするのか。まず、どの手続きを、オンラインで受け付けるかを決めて、ぴったりサービスに、手続きを登録します。

申請画面で聞く項目や、様式、添付書類も、自治体が登録します。担当課が決めて、情シスが、登録の作業や権限の面を支えることが多いです。

登録した手続きは、国の側の審査や承認の手順を経て、住民の画面に出ます。このあたりは、次回の申請管理の話につながります。

住民から見た流れ

ここで、住民から見た流れを、整理します。まず、マイナポータルにマイナンバーカードでログインして、ぴったりサービスで、手続きを探します。

住む自治体と手続きを選んだら、画面の案内に沿って、項目を入力します。最後にカードで電子署名をして、送信します。

送信したあとは、マイナポータルで、申請の状況を確かめられます。ですから、窓口や電話で、状況を聞かれる場面は、少しずつ減っていきます。

マイナンバーカードの暗証番号

住民の問い合わせで、多いのが、暗証番号の話です。ログインに使う番号と、申請の署名に使う番号は、別のものです。

どちらも、続けて間違えると、ロックがかかります。ロックの解除や再設定は、住民が、窓口で手続きするのが基本です。

ですから、暗証番号を忘れて申請できない、という問い合わせは、システムの問題ではありません。窓口の案内として、すぐ答えられるようにしておくと、情シスにも電話が来にくくなります。

国と自治体の役割分担

ここで、役割分担を整理します。国が持っているのは、マイナポータルの画面、ログインの仕組み、申請データを預かる基盤です。

自治体が持っているのは、どの手続きを載せるか、申請をどう受け付けて処理するか、そして、住民への連絡です。

この線引きを覚えておくと、何か起きたときに、これは国の話か、うちの話か、と考えられます。情シスが最初に身につけたい見方です。

問い合わせの切り分け

住民の問い合わせは、大きく3つに分かれます。マイナポータルの操作が分からない、手続きの中身が分からない、カードの暗証番号がロックされた、の3つです。

操作の問い合わせは、マイナンバー総合フリーダイヤルなど、国の窓口の案内があります。手続きの中身は、担当課。ロックの解除は、市区町村の窓口です。

この3つの振り分け表を、窓口や電話の担当者が持っているだけで、情シスへの問い合わせは、ぐっと減ります。

現場でよくある誤解

現場でよくある誤解を、3つ挙げます。

一つ目。マイナポータルは、自治体のシステムだ、という誤解。国のサービスなので、止まったり、画面が変わったりするのは、国の都合です。問い合わせの受け口は、分けて考えます。

二つ目。ぴったりサービスに載せれば、受付の仕事が減る、という誤解。申請データを受け取って、処理して、返事をするのは、これまでどおり役所です。

三つ目。マイナンバーカードがなくても、すべて使える、という誤解。ログインや申請には、カードが必要な手続きが多くあります。窓口の案内も、あわせて考えます。

異動してきたら最初に確かめること

では、異動してきたら、まず何を確かめればいいでしょうか。

一つ目。自分の団体が、ぴったりサービスに、どの手続きを載せているかです。住民として、実際に画面を見てみると、早く分かります。

二つ目。手続きの登録を、誰が、どの権限でしているかです。担当課なのか、情シスなのか、委託先なのか。異動や退職のときに、アカウントが残っていないかも、確かめます。

三つ目。マイナポータルの問い合わせが、誰に届くかです。住民からの電話が、国の窓口に行くのか、役所に来るのか。切り分けの決まりを、先に聞いておきます。

理解度テスト

3問です。答えを選んで、「答え合わせ」を押してください。

問1マイナポータルとぴったりサービスの、国と自治体の役割分担として、正しいものはどれですか。
問2住民から「マイナンバーカードの暗証番号がロックされた」という問い合わせがあったとき、基本の案内はどれですか。
問3「ぴったりサービスに載せれば、受付の仕事が減る」という考えについて、正しい説明はどれですか。

結果は、このブラウザに保存されます。成績ページで合言葉を決めると、別の端末でも続きから使えます。

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